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とうとうTBSラジオが今回の毎日新聞問題を取り上げました。
お昼1時からの番組「ストリーム」です。

毎週水曜日にコーナー「コラムの花道」に出演する、しゃべる時限爆弾こと勝谷誠彦が一ヶ月経ってもぜんぜん話題にしないので、失望していたところ、とうとうその前のコーナー「ニュースさかさメガネ」が取り上げました。

7/23(水)ニュースさかさメガネ『毎日新聞の英語サイト「低俗」批判を受け一部閉鎖~サイバーカスケードの力』

思わずテキストを起こしてしまいましたよ。
日本語リスニング能力を試されてしまいましたw
相槌などちょっとはしょったところがありますが、たぶん大体はテキストに起こせたと思います。

サイバーカスケードという言葉を知らなかったので、ちょっと検索してみた。

サイバーカスケード - Wikipedia

サイバーカスケード (cyber cascade) は、インターネット上における現象のこと。集団極性化 (group polarization) の一種である。アメリカの憲法学者キャス・サンスティーンが提唱した。

インターネットには、同じ考えや感想を持つ者同士を結びつけることをきわめて簡易にする特徴がある。つまり人々は、インターネット上の記事や掲示板等を通じて、特定のニュースや論点に関する考えや、特定の人物・作品等に関する反発や賛美等の感想を同じくする者を発見することができるようになる。加えて、インターネットは不特定多数の人々が同時的にコミュニケートすることを可能にする媒体でもあるので、きわめて短期間かつ大規模に、同様の意見・感想を持つ者同士が結びつけられることになる。その一方で、同種の人々ばかり集結する場所においては、異質な者を排除する傾向を持ちやすく、それぞれの場所は排他的な傾向を持つようになる。

そうした環境の下では、議論はしばしばもともとの主義主張から極端に純化・先鋭化した方向に流れ(リスキーシフト)、偏向した方向に意見が集約される。そして、かような場所では、自分たちと反対側の立場を無視・排除する傾向が強化され、極端な意見が幅を効かせるようになりやすい。そして、小さな流れも集まれば石橋をも押し流す暴流となる道理で、ささやかな悪意や偏向の集結がえてして看過し得ぬ事態を招来してしまうことになってしまう。こうしてインターネットは、極端化し閉鎖化してしまったグループ(エンクレーブ enclave(飛び地の意)と呼ばれる)が無数に散らばり、相互に不干渉あるいは誹謗中傷を繰り返す、きわめて流動的で不安定な状態となってしまう可能性がある。サイバーカスケードとは、こうした一連の現象に与えられた比喩的な呼称である。

サイバーカスケードにおいては、特定の個人が不特定かつ非常に多数の者から集中攻撃を受けるという事態(いわゆるブログの「炎上」など)、完全に誤っている情報が瞬時かつ大規模に伝播して受け入れられてしまう事態など、さまざまな危険性が指摘されている。


なるほど。インターネットの掲示板のような、情報の新陳代謝の非常に速いところで、場所場所ごとにレーザー光のように情報および発言・閲覧者の位相が揃ってしまって、それが暴走を引き起こすようなことをいうのね。

今回の毎日新聞に対するネット勢力のまとまりは、単にサイバーカスケードで括れる問題じゃないと思う。
なぜなら、各掲示板とも毎日新聞に対して何かしらのアクションを起こすという大枠では一致しているけれども、ある板ではビラ製作、ある板ではスポンサーへの電話問い合わせ、またある板ではビラなどでまだ毎日新聞問題を知らない人への情報伝達を担う、またある板では毎日新聞に対し祈祷を行う。
その板ごとにできることをやっているわけで、方向性は統一されていないので。
やっぱり、「個人レベルで活動していながら、外部から観察すると組織だって動いているように見える」という意味で、攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXの作品内の用語「スタンドアローン・コンプレックス」というのがぴったりではないかと。

スタンド・アローン・コンプレックス
笑い男事件における一連の大規模な模倣者発生に対して、草薙素子が名付けた造語。作中における電脳技術という新たな情報ネットワークにより、独立した個人が、結果的に集団的な振る舞いを見せる社会現象を言う。孤立した個人(スタンドアローン)でありながらも全体として集団的な行動(コンプレックス)をとることからこう呼ばれる。これは個人の無意識が電脳を介してネットを通じ不特定多数と接触することにより、ゆるやかな全体の総意が形成され、またその全体の総意が個人を規定するために発生するという、高度ネットワーク社会が舞台であるが故に起こり得る現象である。




テキストに起こした「ニュースさかさメガネ」はこの後すぐ!
7/23(水)ニュースさかさメガネ『毎日新聞の英語サイト「低俗」批判を受け一部閉鎖~サイバーカスケードの力』より。
mp3ファイルURL


小西克哉「TBSラジオ『ストリーム』、お送りしております。こっからは毎日のニュースを専門家と掘り下げる『ニュースさかさメガネ』のコーナーです。今日取り上げるのは、毎日新聞の英語版サイトに不適切な記事が、掲載され続けていた問題についてです。
えー、このサイト、外国人記者が主に担当して、えー例えば、『入試を控えた息子を持つ日本の母親は、勉強の前に息子と性的な行為に及ぶ』とか、『日本の女子高生はファーストフードの食べすぎで性的に乱れている』などといった、内容の記事が掲載されて、いました。
毎日新聞は、『低俗すぎる』『世界に誤解を広め、日本を貶めた』などの抗議が数百件、寄せられ、この、毎日新聞は、このサイトの一部を閉鎖し、20日付の紙面で、内部調査の結果を発表した。今オープニングでも触れた通りです。
えー、謝罪もしておりますね。
この問題が発覚して大きくなったのは実はこれ、インターネット上でのさまざまな動きが原動力になっていました。
ま、そのメカニズムについて、今日は『Web炎上』などの著書もある、メディア評論家の荻上チキさんにお話を伺いました。

荻上さん?」

荻上チキ「はい」
小西「どうもはじめまして。よろしくお願いします」
荻上「よろしくお願いします」


小西「えーこの毎日新聞の英文、英語版サイト、数年前からこういう記事が掲載されていたということですが、ここに来て、今年に入って、急にこの問題が大きくなったのは、これ一体なんでなんでしょうか」

荻上「そうですね、あのー、もちろんその、英語版のサイトに対しては、今回大きくなる前に一部では問題視する声というのは元々ありまして、あの今回検証記事も掲載されたかとは思うんですけども、昨年の10月ころであるとか、それよりちょっと前から、あのぉ、何通かの批判のメールあるいは注意を指摘するようなメールと言うのは届いていた、ということがあるんですね。ええただ、こういった批判を毎日新聞がずーっとまぁスルーしていてですね、ほとんど対応してこなかったことに対して、今年の頭ぐらいから4月5月くらいにかけまして、いくつかのブログでそういった毎日新聞の記事を発見して批判するといった記事も登場しだしてきた訳ですよ。

そういった記事を元にですね、あのネット掲示板の、例えば『2ちゃんねる』やその他の掲示板サイトなどで、『毎日新聞の英語版サイトはちょっと酷過ぎるんじゃねーか』と言ったスレッドが複数立ち、その内容があちこちのブログなどにコピー&ペーストと言うかですね、引用されていって、広がっていったっていうプロセスがあります。」


小西「はぁ。まぁ最初『2ちゃんねる』を通じて広がっていったということな訳ですね?」

荻上「そうですね、あの『2ちゃんねる』等の、まぁあの、ブログであるとか掲示板っていうもので口コミで広がっていった、ただ、そういった口コミサイトだけでは信頼性が持たれてなくてですね、元々『2ちゃんねる」等でそういった書き込みがあった当初も、『そんなわけないだろう』『ウソだろう』っていうような、半信半疑のリアクションといったものが多くあった訳でして」

小西「まあこれちょっとご紹介、日本の母親が受験前の息子との性的な関係云々みたいな、ちょっといかにもこれ、なんか作り記事のようなことに、普通思いますよね?」

荻上「そうですね。しかも誰も信じないだろうと。海外の人でも信じないであろうっていう風に高を括っていたのが、ま、ホントに毎日新聞と言う日本の代表する、ま代表すると言ったらアレかも知れないんですけど、新聞メディアがこういったものを報道していたってことがそれなりに衝撃を受け、ネット上でもですね、6月の中頃から下旬にかけまして、割と大き目のニュースサイト、信頼性もそれなりにあるニュースサイトが、そういった問題を取り上げ始めたんですね
そのことによって『ああ、あのことは本当だったのか』って言う反応であるとか、『そんなことがあったのか』って、そこで初めて一部の人たちってものは多く生まれまして、そういった人たちが更にそういった記事を広げていきつつ、例えばその、毎日新聞が、あるいは毎日新聞のサイトにスポンサーとして記事を広告を掲載しているスポンサーなどに、電話をするような形で抗議、あるいは問い合わせをするといった形が運動として広がっていった。あるいは、ネットで集まったような人たちが新聞社の前に集まって、実際に抗議のデモをすると、っていうのが・・・」


小西「あ、実際に抗議のデモもやったんだ」

荻上「ええ、ものすごいあの、大きな声を上げてですね、それもまたネット上で動画が上げられて、いくつかの動画共有サイトなどで賛同を得ていく、っていうような流れもありました」

小西「これはあの、最初にですね、例えば去年アメリカ在住の日本人女性、からその批判メールが来たり、それがネットでもって問題になったりする、これ例えば批判するような人たちの中には、何か共通的な、社会的なバックグラウンドか、とかあるんですか、それとも全くそういうことは関係ないんですか?」

荻上「そうですねあの、ないわけではきっとないと思うんですけれども、ただこういったある種のネット上の現実に雪崩現象ですね、口コミで広がっている過程には、いろんな人たちっていうのがそこに含まれていますので、それを例えば『こういう人たちなんだろう』というように決めつける仕方は、おそらく、あの、意味がない(小西「なるほど、なるほど」)じないほうがいいだろうと。
ただ、こういった『祭り』が起こる背景には、背景というかなかには、やはり一部ものすごく声の大きい人が、しかし数としては少数の、そういったオピニオンを持っている人っていうものが声を上げる、っていう人がいたりして、この外部には『やっぱり、こういった記事っていうのは問題だよね』っていう風に、普通に憤りを感じるような人たちって言うのが、もっと多数いて、ただしそれとは別に、そういった叩く行為自体を楽しむ、っていうような人々っていうのも、まあたくさんいたり」


小西「叩く行為自体を楽しむ。あーなるほどね」

荻上「そういったさまざまな人がいるので、例えばちゃんと、ちゃんとというかそういったものに対して憤っている人もいるにもかかわらず、ある種そういった『叩く行為が楽しいだけのネット住民はちょっとけしからん』っていうような、フレームアップだけをしてしまうと、更にマスメディアの信頼を貶めてしまうというような形になってしまうかと、いう風に思いますね」

小西「あー、これはあのー、えっと毎日新聞の検証記事でもですね、6月20日、ネット上のニュースサイトが、このコラムの問題を取り上げたと(荻上「ええ」)。でー、そっからですね、このデジタルメディア局がこのコラムを閉鎖するわけですよね(荻上「ええ」)。やっぱり、急にいわゆるこの一つ一つのその、批判がですね、大きな、この何て言うんですか、カスケードって言うんですか(荻上「ええ、雪崩現象ですね」)、その雪崩、大瀑布のようになる、そういったあの、転機みたいなのはあるんですか?」

荻上「そうですね、やっぱりその、例えば新聞が取り上げる、であるとか、割と見られているニュースサイトなどで取り上げられるっという時に(小西『ああ、そこが転機になるんだ」)、ええやっぱり、声の大きいメディアがそれを取り上げられるって言うのが大きな影響力を持つかと、思います」

小西「あのー、この毎日新聞の検証記事ではですね、この作家の柳田邦夫さんが、毎日新聞の姿勢を批判する一方でね、『ネット・アジテーションによる暴動にも似た様相を呈しているのは、匿名ネット社会の暗部がただ事ではなくなっていると、恐怖を感じる』と(荻上「ええ」)
ま、この『匿名ネット社会の暗部』という表現をされているんですが(荻上「ええ」)
こういったいわゆるネット上のカスケード現象によって、こういった事が出てくると(荻上「ええ」)
この今回はそういったカスケード現象によってその、毎日新聞の英文サイトの問題が明らかになったわけですよね(荻上「ええ」)
そういう意味じゃこれ、まぁプラスの現象かなと思うんですが(荻上「そうですね」)
柳田さんのこの、まあ表現は、まあ暗部もあるんだよという言い方をされてますよね」


荻上「ええ、そうですね。まぁ確かにそのネット上でのそういった雪崩現象っていうのは、ネガティブな効果っていうのを持つ場合もあるわけですね。ですのでそういった問題についての、何か対策といったものは長期的に考えていかなくてはならないでしょう。
今回のケースに関しては毎日新聞側の問題ってのが非常に大きくてですね、最初に謝罪文を掲載した際にも、やっぱり中傷に対しては法的な手段をとるっていうような但し書きをつけることなどして、さらに火に油を注いだっていうことをしたことがあったりとかもするわけですよね。でマスメディアがこれまで多くの記者会見、何か企業が失敗をしたときの記者会見などで、そういった言葉尻を批判するっていうことをやっていたにもかかわらず、今回自分たちが同じようなことをやられてしまったっていうことがあったりするので、まずはマスコミに対する反省機能というか、そういったその、プラスの側面がネット側にあったことを観察したほうがいいだろうと。その上で、ネット側で何かが暴走したときには、今度は誰がそういったものを冷静に、反省機能を担ってくれるようなメディアを作るのかっていうことは、別に考えたほうがいいのかなとは思います


小西「なるほど。はい分かりました。どうもありがとうございました」

荻上「ありがとうございました」

小西「えー今日は毎日新聞英語版サイト問題で、ネットが果たした役割について、メディア評論家の荻上チキさんにお話伺いました」

小西「ま、こりゃやっぱり毎日新聞、先ほどのオープニングでもちょっと触れたんですけれども、いまMSN毎日がMSN産経になってしまってですね、やっぱりネットという意味でも、やっぱりこの力の入れ方がやっぱりちょっと、あの非常に軽視しているんじゃないかと。そこんところのこの、新聞社の問題、もう少し大きくこの新聞のビジネスということをちょっと考えたほうがいいんじゃないかというふうに思いますね。

『ニュースさかさメガネ』をお伝えしました」




例によってSkyDriveに動画およびmp3退避。
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コメント
この記事へのコメント
荻上さんの解説よかったですね。スルーって言った瞬間笑ってしまいましたがw。ニコニコにこの番組の前半部分、毎日デイリーニュースの記事や経緯を解説した部分がアップされてます。なかなかうまく解説しているので参考になります。http://www.nicovideo.jp/watch/sm4054613
2008/07/23(水) 23:00 | URL | Sima #-[ 編集]
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